NPO法人はなのいえ 〒671-2221 兵庫県姫路市青山北3丁目13-8
見学・お問い合わせ
電話・FAX 079-268-0087

法人理念

地域とともに支える力を高める
誰もがどんな状況にあっても、暮らし続けることができる地域をつくる
 私たちは、地域のいろんな人やお店、グループとともに(つながりながら)暮らしています。 しかし、要介護状態や障がいの有無、生活基盤の変化などの理由で、急にそれらのつながり がなくなってしまうことがあります。
 その時に、事業所内だけで完結するサポートではなく、本人を中心として地域のいろんな 人やお店、グループと一緒に、一人ひとりのこれまでのくらしに近い環境をつくることが必 要です。そのために、地域のあらゆる社会資源によびかけて理解を深め、一緒に本人を応援 するネットワークづくりを行い、だれもがどんな状況になっても、本人が望む暮らしが続け られる地域をつくることを理念とします。

方針 - 理念を達成するために、以下の事業をしていきます -
当たり前の暮らしをお手伝いする
本人のできる!を最大限に引き出す
ともに生きる場所をつくる
とことん向き合う
適材適所でサポートする
 私たちが支援するときに、最も大切にしていることは、常に本人を中心に考えると言うことです。私たちが一方的に支援するのではなく、本人のできる力を最大限に引き出せるように、とことん向き合い、本人を理解して、やり過ぎず、奪うことなく、必要なことを必要な時に、必要な分だけサポートし、本人の望む暮らしが維持・継続できるように、お手伝いを行いたいと思っています。
 これらの支援を行うには、事業所だけで完結するのではなく、地域のあらゆる社会資源を活用して、一緒に行うことが大切だと考えています。

設立の思い

 父が認知症になったことをきっかけに「介護」という仕事と出会いました。深く関われば関わるほど、施設のあり方に疑問を感じるようになっていきました。そんな時、年齢や障がいの有無にかかわらず、誰もが一緒に身近な地域で過ごせる、富山型デイサービス「このゆびとーまれ」を知りました。同じ場所で同じ時間を一緒に過ごしているお年寄りと子ども達の楽しそうな表情を見た時、理想的な施設だと思いました。そして、自分自身も歳をとった時にこん所に行きたいなーと思うようになりました。しかし、その頃はまだ“富山型”はあまり知られておらず、姫路はおろか兵庫県にもありませんでした。それなら、自分で作ろーと思ったのが、はなのいえの始まりです。
 核家族が増え、世代間の交流も少なく、地域での繋がりや関係性が希薄になり、効率的な大規模な施設から、地域と密着した小規模施設へと時代は流れています。その中で地域と共に歩みながら、地域に必要とされることを目標として、「NPO法人 はなのいえ」はこれからもゆっくりと進んでいきたいと思っています。

理事長 内海正子

これまでの歩み

1997 一人暮らしの父が認知症なり、介護の世界に飛び込むきっかけとなる。
2002 介護専門学校入学。富山型デイサービス「このゆびとーまれ」を知る。
2003 介護専門学校卒業後、「はなのいえ」の開設準備。
2004 デイサービス事業所「はなのいえ」開設。
利用者第一号は特養にいた実父。自主事業として、幼児・障がい者(児)のデイサービス・お泊まりを開始。
2005 身体・知的・児童デイサービスの指定事業所となる。
2007 地域との繋がり作りのために、チャリティバザーを開催。(以後毎年)
お泊りを利用されていたお年寄りが病院で亡くなられ、改めて看取りの大切さを実感し、はなのいえでの看取りについて考えるようになる。
制度改正における施設基準の見直しにより、児童デイサービスのみを継続し、身体・知的障がい者サービスの事業所の指定を廃止。
2008 初めて「はなのいえ」での看取りを行う。 
2009 実父「はなのいえ」にて看取りをして永眠。
野菜をつくるための農園運営を太子町で開始。
姫路市提案型協働事業採択。 地域サロン作り講座を開催。
市民フォーラムを開始。行政・民間・市民活動・NPO・社協が同じテーブルで話し合う機会に。(毎年)
2010 宅老所・グループホーム全国ネットワーク 近畿ブロック世話人就任。
お年寄り、ご家族、みんな一緒に念願の温泉一泊旅行へ♪
2011 東日本大震災後、石巻でボランティア活動や現地で地域サロンを開始。
2012 地域の人がつながる地域サロン「こみゅにてぃはうす くうたん家」開始。
姫路市と市民活動が協働する「ひめじおんまつり」が開催され、実行委員として参加。
2013 姫路市提案型協働事業で、地域サロンの大切さ、必要性を伝えるDVDを作成。地域のつながりの大切さがわかる本『やさしい手』を作成。
畑を通じたつながりを広げるために、専属スタッフを雇いいれ、里山作りや自然農法を始める。認知症をもつ人やひきこもりの青年も野菜作りに関わり始める。
デイサービスに通っていたお年寄りが亡くなられ、お葬式を出せない家族に代わって「地域サロン」で地域の方にお見送りをしていただく。
介護保険制度改正に伴う新地域構想支援会議が開催され、幹事会に出席。
2014 全国社会福祉協議会「生活支援サービスセミナー」パネラーとして出席。
10周年を迎え「10周年記念パーティ」「10年のあゆみ展示会」を開催。





おかでさまで、10周年を迎えました。
次の10年に向けて。